ガゾーン関門都市圏

2011年1月17日更新

JR新飯塚駅前

用途地域等
商業地域、建ぺい率80%、容積率400%
現況
2001年に新駅舎開業。2007年に西口広場と駅前通りの再造成が完了。飯塚市の表玄関にふさわしい街並みが形成されつつある。東口はミツミ九州事業所が大区画を占有する。
場所
飯塚市大字立岩931-1(新飯塚駅)
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新飯塚駅西口駅舎(表口) 2003年9月

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新飯塚駅西口広場 2003年9月

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新飯塚駅東口駅舎 2003年9月

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新飯塚駅東口広場 2003年9月

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新飯塚駅前広場整備事業 西口を流れる小川の暗渠化 2005年7月

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新飯塚花瀬線道路改良事業 商店街入口から北側 西口正面の老朽家屋が全撤去される 2005年7月

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新飯塚駅西口駅舎(表口) 再造成完了 2009年5月

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新飯塚駅西口駅舎(表口) 2009年5月

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新飯塚駅西口広場 広場北側から南方向 2009年5月

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同上 広場南側から北(市役所)方向 西口正面は薙ぎ払われたまま平面駐車場に 2009年5月

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新飯塚花瀬線 新飯塚駅前バス停から北方向 奥の新飯塚駅入口交差点が県道の起点 2009年5月

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新飯塚花瀬線 新飯塚駅前バス停から南方向 2009年5月

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新飯塚花瀬線 駅前南側の90度カーブから駅方向 2009年5月

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新飯塚花瀬線 90度カーブを曲がって遠賀川(吉原町)方向 2009年5月

あらまし

JR新飯塚駅は、飯塚市大字立岩にあるJR筑豊線とJR後藤寺線の旅客駅。乗車人員(降客含まず)は約3562人/日(2003)。南隣に飯塚駅があるが、市を代表するのは新飯塚駅だ。もっとも、飯塚最大の交通拠点は吉原町にある飯塚バスセンターであり、中心市街地の東外れにあるこの鉄道駅ではない。

新飯塚駅は1902年に九州鉄道の芳雄駅として開業した。当初は貨物駅であり、そのころの飯塚の表玄関は飯塚駅だった。飯塚市は1932年に市制施行。町外れの芳雄町に市役所などを建設して官公庁街に仕立てた。それに伴って1935年に駅名を「新飯塚」に取り替え、駅前の地名も「新飯塚」に変更した。

現在の駅舎は2001年に新築。橋上駅となって駅裏に東口を新設した。東口駅前にはミツミ九州事業所がある。現状では開発余地がないが、単一地権者の敷地だから、その気になれば開発するのは容易だろう。余談だが、総理大臣を輩出した麻生家(の広大な敷地)は、東口から見える小高い丘にある。

西口駅前の再造成

引用

新飯塚駅西口を横断する県道426号新飯塚花瀬線はM字のよく分からない線引きだった。この県道を直線化したのが新飯塚花瀬線道路改良事業、そこから派生したのが新飯塚駅前広場整備事業だ。両事業は2007年3月までに順次竣工した。後者の総事業費は10億4000万円。

駅前を蛇行して流れる小川を暗渠化し、美観を損ねる電線類を地面に埋めて、老朽家屋を薙ぎ払って市街地の再生を促した。2005年に訪ねたときは西口の真正面がすっかり更地になって感動を覚えたが、中央に暗渠が横たわり、広場側は道路用地に取られて、駅前に大区画が出現するという思惑は外れた。2009年現在では平面駐車場になっており、やや残念な感じだ。

飯塚市の表玄関としてふさわしい社会資本は整備された。空き地にはマンションが建ち始めており、あと10年もすれば西口広場の三方が建物で囲まれて、駅前らしい表情になりそうだ。

2005年9月11日作成、2011年1月17日更新

資料

参照記事(外部サイト)
新飯塚駅再開発 - 江口徹(インターネット・アーカイブ)
関連項目(ガゾーン内)
新飯塚旧駅舎 - 3柱式の装飾的な車寄せを持つ切妻屋根の木造。
新飯塚界隈 - 飯塚市の官公庁の集まる中心業務地区。新市街地。
JR飯塚駅前 - 飯塚市街地の南端。飯塚市の代表駅ではない。
飯塚バスセンター - 飯塚市の交通拠点。利用者は鉄道駅より多い。

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JR Sin Îzuka Railway Station